【レポート】つづく、場づくり。7年間の「寄り合い」振り返りトーク&体験セミナーが各務原市役所で開催されました!

あけましておめでとうございます!
今年は10年に1度の暖かい年末年始ということでしたが、いかがお過ごしでしょうか。
お雑煮の餅は煮るより焼きたい派の渡辺です。

さてさて、さっそく2024年最初のイベントが1月10日、各務原市役所で開催されました!


各務原市が主催するまちづくり参加セミナー。(市制施行60周年記念!)
今回の講師は、かかみがはら暮らし委員会現委員長のさん。
「寄り合い」をメイントピックとして、後半では寄り合いの体験も企画されているとのこと!


会場は、新しくなった市役所内にある市民交流スペース。
誰でも気軽にひと休みできる、親しみやすい空間です。


さおりさんは写真撮影を、あおけんさんはライブ配信を担当してくれます。心強い!
りほさんと橋本さんも応援に駆けつけてくれました。

13:00 セミナー開始


かかみがはら暮らし委員会を知っている人、知らない人。
まちづくりに興味がある人、サードプレイスを探している人、やってみたいことがあるがどうやって実現していけばいいか分からない人、人とのつながりが希薄になりつつある後期高齢者の方など、様々な理由でここへ集まってきた皆さん。興味津々で耳を傾けています。


まずは講師の自己紹介。
つばさ商店という、自分の時間やスキルを提供していること、その相談窓口的な場所としてtea stand 無題。を始めたことなど。

改めて、かかみがはら暮らし委員会って?


家族とも仕事とも違う、「まちを楽しむ人たちのコミュニティ」。名前に「かかみがはら」とあるので、行政の一部…?と思われることもあるそうですが、私たちは完全に民間団体。

市のプロポーザルを経て2016年にKAKAMIGAHARA STANDを始めるにあたり、誕生した暮らし委員会。
安心感・主体性・多様性を大切にしたいね、という価値観に共感した人たちが集まり、コミュニティ全体に「私もここにいていいんだ」という居心地のよさが生まれます。


暮らし委員会は、一枚岩ではない。あくまでも人の集まり。
関心がある人と無い人の温度差は、ある。
でも、「これやりたい!」と手を挙げた個人に「面白そう!」「私それ貸せるよ!」「これなら手伝えるよ!」とフォロワーが集まり、小さなチームができる。
SNSでの告知、写真撮影、記事作成、配信など、得意を持ち寄って役割分担ができるから、「やってみたい」が叶う。とても印象的なお話でした。

寄り合いって?


寄り合いは、「まちの交流会」。
KAKAMIGAHARA STANDが「人がつながるカフェになったらいいな」という思いから始まりました。
ゴールとテーマを設けないで多様性を認め合う、フラットで対等な立場で交流する、聞く耳と姿勢を持つというお約束のもと、話題はそこに集まった人次第。
各務原以外で開催された出張寄り合いも合わせると100回を超えますが、もちろん同じ内容の回は一度もありません。
寄り合いを続けていくうちに、「そういうコミュニティや企画、自分たちの町にも欲しい!」という流れが生まれ、今は大垣や三重でもその動きが広がり、最近では焼津や知立でも活動が始まっているそうです。いいね!


「自分は人とつながることや話すことが好きだけど、それだけじゃ寄り合いは7年間続けられなかった。
SNSで告知したりレポート書いたり写真撮ったり、本当なら一人でやらなきゃいけなかったそれらを、手分けして出来たから。たくさんの人が支えてくれたから、寄り合いの司会に集中できた。
そして手分けしてフォローしてくれる人たちにとっても、それがやりがいだったり参加する理由になっている」と翼さん。

ああ~~やっぱり、暮らし委員会だいすき…ありがとう…(?)と溢れる想いを噛み締めた渡辺でした。
変わっていく柔軟な姿勢もあるけど、ブレない芯もあるし、大切にしたい信念もあるし、何より心がある。
そういえば私が暮らし委員会に加わってから今年で3年目。「ここにいていいのかな…」だった気持ちも、いつの間にか「ここにいたい!出来ることがあれば力になりたい!」に変わっていました。

小休憩をはさんで、寄り合い体験スタート!


やりたいことがあり、寄り合いの存在は知っているし興味もあるけど、一人で飛び込んでも大丈夫なのかな?
人とのつながりが欲しいと思っているけど、歳もだいぶ離れているし…私でも参加していいのかな?
切実なほどの想いをもって改善したい状況がある…人前で話すの苦手だけど、いいのかな?
という思いを抱えながら参加して下さった方もいました。

もちろん全然オッケー!!
一人でも参加するという意思の強さだし、エネルギーの塊みたいな79歳のおじいちゃんもいる!
発言しなくても、聞き専でも大丈夫、自分の心地よいペースでね。という翼さんの言葉でちょっと場が和んだところで、寄り合いがスタートしました。


自己紹介では、みなさんの「やってみたいこと」がたくさん!
年齢も仕事もバラバラ、普段の生活の中では出会わなかったかもしれない人たちが、この寄り合いを通して言葉を交わしています。


”繋がり”って何だろう?を問答し続けているという翼さん。
名刺を交換して数年後に「これ誰だっけ?」となることさえも繋がりとするなら、繋がっている状態それ自体に意味はないと思う。
寄り合いという「場」を作り、試行錯誤を繰り返し、続けてきたことで、色んな人がやってみたい「こと」や困っている「こと」、できる「こと」を持ち寄り、繋がりに意味を持たせてくれる。
だから、「こと」を持ち寄りやすい場づくりが大切なのだと。

つづく、場づくり。

私の感動、伝わってますか。的確に表現できなくて歯がゆいけど。


「頭と口は動かしたので次は体を動かそう!」とおもむろに始まったラジオ体操。
動揺しつつも、ちゃんと最後まで体操する皆さん。なかなかの対応力。
「意外と覚えてるもんだね~」「いた気持ちい」なんて言いながら。
参加者さん次第では何が起こるか分からないのも寄り合い。スリルがあってよい◎


そんなこんなで時間が全然足りなくて、あっというまの寄り合い体験!皆さんまだまだ物足りなさそう。
この日は19:30からKAKAMIGAHARA STANDでいつもの寄り合いが開催される日だったので、お時間合えばみんな来てね!ということでセミナーはこれにて終了。
みんなで集合写真を撮って、その後は和やかなフリートークに花をさかせていました。

ラジオ体操ver.も撮ったよ

やってみたいことがあるけど、繋がりも何もない。どこへいってどうすれば叶うのか分からない。
そんな思いを抱えている人たちにとっては、大いに意味と価値のある内容だったのではないでしょうか。
私も初めて暮らし委員会の存在を知った時、「この町でこんな面白いことをしてる人たちがいるんだ!」と驚いて、ワクワクしたのを思い出しました。

繋がりをもつきっかけやタイミングは人それぞれだけど、寄り合いは、その大きなとっかかりになる場。
ここからまた新たにたくさんの繋がりやご縁が生まれて、広がっていくのかな。
そんな貴重な場を作り、守り、続けてきた作り手の皆さんに最大限のありがとうを伝えたくなりました。

寄り合いは毎月第一水曜日(&どこかの土曜日)に、KAKAMIGAHARA STANDで開催されています。
ぜひ、少しの勇気をだして、またはお気軽に、一度遊びに来てみてくださいね!
(過去のレポートと予約方法はこちら

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渡辺 知里

渡辺 知里

地元大好きマン。推し蒸しぱんは夏限定の「しそシリーズ」。運動不足のインドア人間ですが、なぜか狩猟免許(罠・第一種銃猟)を取得。

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