【レポート】ベルハウスお披露目イベント「ベルハウスのカツ丼復刻の会」に行ってきました!

11月22日(月)、待ちに待ったベルハウスのお披露目会が開催されました!
以前取材させていただいた私(小澤)も参加してきたので、当日の様子をレポートしていきます。

ベルハウス誕生のきっかけについては、過去の記事を読んでみてくださいね。

bellhouse2

今回のお披露目会は、その名も「ベルハウスのカツ丼復刻の会」
喫茶店時代のベルハウスで看板メニューだった伝説のカツ丼が食べられると聞き、一同ワクワク。
(ちなみに、ベルハウス1Fのどて焼き酒場 奏(かなで)が元オーナーさんからカツ丼のレシピを引き継いだので、今後はそちらでいただくことができるそう!)

早速気になる2Fへ上がってみると…

レトロな椅子と照明が目を引く素敵な空間に仕上がっていました!
細かく分かれていた部屋は、壁を抜くことで広々としたワンルームに。

とあるハプニングからなくなってしまったという天井も、完成してみると梁や鉄骨が見えてかっこいいですね。

家具は旧ベルハウスで長年使われていたものを再利用。
照明の暖かい光と年季の入った家具で、どこか懐かしく落ち着いた空間になっています。

床は無垢材の新しいフローリングに変わっていました。

構想からお披露目までの約2年間、リノベーションにはかかみがはら暮らし委員会のメンバーをはじめ、地元の高校生やInstagramで興味を持って県外から来てくださった方もいたんだとか。

カツ丼が出来上がるまでは、しばしの歓談タイム。
こちらのテーブルには、那加商店街の方やベルハウスの元オーナーさんの姿が。ベルハウスに眠っていたパネルを見ながら、このまちの移り変わりについて話されていた様子。

こちらでは、pegを主催する暮らし委員会メンバーのあおけんがボードゲームを持ち込み、初めましてのメンバーで「キングドミノ」を楽しんでいました。

部屋の端っこには、昔のピンボールゲームに夢中になっていたちびっ子も。

そして、ようやくお待ちかねのカツ丼が登場!
サクサクのカツの上にふわとろの卵が乗っているという珍しいスタイル。
「時間が経つと卵が固まってしまうから、温かいうちに食べてね」とのこと。

できたてのカツ丼を黙々と食べるみなさん。卵で包み込まれたカツはほっこりする優しいお味。

ベルハウスにはカウンターキッチンが備わっており、今後はシェアキッチンのような使い方もできるそう。終わりがけにはコーヒーの淹れ方講座が行われていました。

色々な方が入れ替わり立ち替わり、終始にぎわう新生ベルハウス。
旧ベルハウスのカツ丼のファンだったというご家族も遊びに来てくれました。

ベルハウスが地域の皆さんとリノベーションをきっかけに関わり始めた人を繋げ、那加商店街の「新たな拠点」となる姿が想像できる会でした!

【インタビュー】

ご縁どり 店主 木村裕一さん

「商店街が課題を抱えていることは皆さん自覚しつつも、その課題を解決するためには自分達が何をしていけばいのかわからず困っている」
お披露目会に来ていただいた商店街の方と話す中で、そう感じたという木村さん。

この場所で “ 勝手にやっている ” のではなく、ここにいる人たちと向き合って会話をしながら、一緒に商店街を盛り上げる手伝いをしていきたいと改めて思ったそうです。

旧ベルハウスのオーナーさんと交流があることや、椅子や照明、カツ丼のような歴史を受け継ぐということができたのがとても嬉しいんだとか。
過去の歴史を作ることはできないけど、「継承していく」ことはできる。
そういう想いに共感してくれる翼くんたちがいることがありがたいです、と話してくれました。

地域や人とのつながり、想いや歴史を大切にする木村さんの気持ちを改めて聞くことができ、これからの那加商店街がどう変わっていくのかがますます楽しみになりました。



つばさ商店 戸髙翼さん

木村さんから「ベルハウスを商店街を盛り上げる中心・キッカケの場所にしたい」という依頼を受け、公民館や集会所のような “ たまりば ” を目指してきた戸髙さん。
その過程の一つとして、作っていく段階から色々な人が関わっていけるDIYを選んだそう。

ただ人が集まるだけでも商店街には繋がっていかないし、ただこの場所があるだけでも繋がっていかない。
人を集めるきっかけを作ることと、ベルハウスを商店街を盛り上げるための拠点にしていくのが自分達の役目だと話してくれました。

やろうとしている「場を作る」ということは、最初から自分達だけでできることではない。
人を巻き込んでいくということが前提にある。だからこそ、応援してくれる商店街の人たちとの関係性が大切だという戸髙さん。
今後も地域の人に足を運んでもらえる場を設け、挨拶をしたり顔見知りになることで地域とのつながりを作っていきたいんだそう。
まちの人たちと一緒に盛り上げていきたい!という強い想いが伝わってきました。

実は、ご自身も春にティースタンドを始める目標で準備を進めているとのこと。
今後はベルハウスを活用して試作会などを行ない、オープンまでの過程も楽しんでもらいたいと考えているそうです。

「今日のようにたくさんの人が集まって賑わっている景色は、まさに思い描いていた通りで良い感じ!」と嬉しそうでした。



【ベルハウスでメンバー対談が開催されました】

お披露目会の翌日、ベルハウスでは早速 “ キム兄 ” こと木村裕一さんのメンバー対談が開催されました。

暮らし委員会の配信担当吉田さんがセットを組み、ベルハウスはあっという間に収録スタジオに。

今回はギャラリーを入れての公開収録。
途中ハプニングもありましたが、みなさんゆるりとご飯を食べながら楽しい時間を過ごしていました。

写真・文 :かかみがはら暮らし委員会  小澤ことは
写真 (木村さんと戸髙さん):かかみがはら暮らし委員会 吉田卓斗

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