【レポート】自然体験塾特別講座・オトサンポ

2021年10月16日（土）
”各務野自然遺産の森”にて自然体験塾特別講座「オトサンポ」を開催しました。

自然体験塾は各務原市役所が各務野自然遺産の森にて定期的に開催している自然を学び・体験する講座です。
暮らし委員会では、数年前から特別講座の企画・運営に参加させていただいています。
昨年は、コロナウイルスの影響で開催することはできませんでしたが、今年度は人数を減らし無事に開催することができました。参加してくださった皆さま、応募してくだりありがとうございました！

今回は特別講師としてDJ Motiveさんをお迎えし、音のワークショップを企画しました。
”葉っぱのワサワサする音”や”水の流れる音”など、自然の中に溢れる音をスマートフォンや録音機を用いて集め、DJ Motiveさんが1つの楽曲に仕上げます。

当日の朝

直前まで天気予報では雨マークがついており、無事に講座を開催できるのか運営側はそわそわしていました…
ですが、当日はそんな不安を吹き飛ばすほど太陽の光が差し、「オトサンポ」日和となりました！

講座スタート！

初めに、”音楽とは何か”について授業行いました。

今回は特別に、自然体験塾にDJブースを設置し実際に音を聞きながら授業を行いました。

「音楽ってプロの人が作るものだろう」「自分なんかじゃ作れない」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか？
そんなことはありません。
「音を楽しむ」と書いて「音楽」と書くように、風が吹く音・虫の鳴き声・水の流れる音・人の足音・手をたたく音など日常には音がたくさん溢れていて、それらも音として楽しんでしまえば全て「音楽」になり、誰にでも「音楽」は生み出せるのです。

音を集めに森へ

いよいよメインの音集め！
「こっちに水の音が聞こえるよ！」「落ちている木の枝で何か音を作れないかな？」
親子で協力して録音していきます。

大小様々な枝を拾い、工具で音を鳴らしてみたりもしました。

集めた音はDJ Motiveさんのパソコンへ移し、即興で音楽を作ります。

音楽完成！

さっそく自然体験塾に全員集合し完成した音楽を聴きました。
普段見慣れない機材に子どもたちも大人も興味津々です！

声を出せない代わりに、音楽に合わせて足音や手拍子など自分の体やモノで音を鳴らし、音の大合唱もしました。
1つ1つバラバラだった音が繋ぎ合わさり、音楽として流れている。子ども達の心の中でどのような感情が生まれたのか私達には想像はできませんが、学校では教えてもらえない貴重な体験ができたのではないでしょうか。

最後はお決まりの集合写真！（撮影する時のみマスクを外しています。）

特別講座を終えて

これまでの講座は星空を観察したりジビエの体験をしたりしていましたが、今回は内容をガラリと変えて自然の中で音楽を作るという初めての試みを行いました。
無事に講座を終えることができるのか楽しみの中に不安もある中、当日を迎え、子ども達だけではなく親御さんも夢中になって音を集め音楽を楽しむ姿を見て、この講座を企画して本当に良かったと思いました。

また、当日に至るまで講座のロゴや教科書の作成、イメージ映像の撮影など、暮らし委員会のメンバーの力を借りてオトサンポの企画を進めてきました。そして、当日は暮らし委員会のメンバーが撮影スタッフとして参加し、講座の様子を動画に収めてくれました！

そしてそして、当日の動画とオトサンポで作った音楽を合体させた映像を、「KAKAMIGAHARA STAND」とDJ Motiveさんのお店である「CAFE&BAR aLFFo」でアフターイベントとしてお披露目する予定です！
詳しい日時は後日お知らせします。少しでも気になるなと思った方、アフターイベントでお会いできることを楽しみにしています！

今回、講座を開催した”各務野自然遺産の森”はありのままの自然を維持するために、自然災害の対策以外には手入れをされていないそうなのです。だからこそ、森の中を歩いていると近くの公園などでは見られない植物や昆虫などを見ることができます。