【レポート】vatn 水野鈴乃作品展「漂いながら」が開催されました!

10月30日から11月11日の13日間、KAKAMIGAHARA STANDでアーティストvatn 水野鈴乃さんの作品展が開催されました。

                  

作品展「漂いながら」

変わらない実体というものはなく、漂いながら巡っていく

鳥のさえずり、風に吹かれなびく木々、朝露でしっとりとした芝生、はしゃぐ子ども達の笑い声、寝転ぶ大人、愛を語り合う恋人や夫婦、散歩やランニング、読書する人々、、、十人十色の楽しみ方があり、それは常に変化し次から次へと生まれ続けていくように思います。暖かくなると緑がめぶき、寒くなると色が変わっていくのと同じように。スケッチしながら、そんなことを感じました。

 

今回展示されたのは「公園での過ごし方の提案」をテーマとした30点のスケッチと、マーケット日和のパフォーマンスとして開催されたライブペイントで制作した作品です。しんとした色合いが白い壁に映え、いつもの店内もどこか落ち着いた雰囲気。秋の陽ざしもあいまって、ゆったりとした空気が流れます。

 

写真/高田沙織

こちらはライブペイントで描かれた作品。180cmと大きなキャンバスに、マーケット日和のアイコンともいえるパンパスグラスがゆるやかに広がります。

当日はあいにくの雨でしたが、「雨の中ライブペイントを観る」のもまた公園での過ごし方のひとつ。制作中はライブ配信もされたので、DJ MOTIVEさんのDJパフォーマンスにのって作品が生み出される様子を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

 

(右)写真/白川マゆみ

学びの森で描かれたスケッチは、やさしく抽象的な線の重なり・・・と思いきや、じっと見ていると情景が浮かびあがってくるから不思議です。
「~をしているところかな?」「この作品はあの場所じゃない?」と当てっこのような会話も聞こえ、美しくも楽しい作品です。

 

開催期間は銀杏並木が紅葉の盛りということもあり、大賑わいの学びの森。
テントを張ってくつろいだり、銀杏の葉っぱを集めたり、その子供の写真をとったり、蒸しパンを片手に一息ついたり・・・。公園を訪れた人々が思い思いに過ごす様子が作品のテーマとリンクしていて、学びの森全体が会場のような、なんとも心地よい展示でした。

 

水野さんの次回の展示はnotcurry岐阜店で開催の「そのまま静かに佇んで」。
スタンドでも展示・販売されたカレンダー「そのまま静かに佇んで」の原画が展示されます。

 

2020年もあと5週間。ばたばたと慌ただしくなりがちな年末ですが、そっと足をとめてアートを楽しむ時間をつくってみてはいかがでしょうか。
ポスターのように1枚ずつ飾っても素敵な作品ですので、ぜひ原画を見に足を運んでみてくださいね。 

  

 

「そのまま静かに佇んで」
期間:12月2日(水)~12月28日(月) 
場所:NOT CURRY 岐阜店
   岐阜市藪田東2-5-12 駐車場あり 
   ランチ  / 11:30 – 14:30(LO.14:00)
   ディナー / 17:30 – 20:00(LO.19:30)
   ※火曜定休

 

 

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