【レポート】「お客さん」としてのマーケット日和2021

11月3日(水)文化の日に毎年行われる「マーケット日和」。
今回は、11月2日に前夜祭としてアウトドアシネマや脱出ゲームが開催され、前日から盛り上がった「マーケット日和」(私は仕事の都合で前夜祭は行けませんでした…悔しい!)。

私からは「お客さん目線で楽しんだマーケット日和」と「LOCAL ECONOMY SCHOOL vol.3」についてお届けしたいと思います。

朝から多くの人で賑わいが!(写真/水野スミレ

集合写真

マーケット日和が始まる前に「かかみがはら暮らし委員会」の年に一度の集合写真を撮りました!
この1年間でメンバーは80人近くまで増えました(すごい!)。この日は約半分のメンバーが集まり、”初めまして!”という方もいてプチ交流会のような楽しい撮影会でした◎

いつかはメンバー全員で撮影したい!(写真/高田沙織

ボードゲーム

集合写真を撮り終えた後マーケットが始まるまで時間があったので、土日を中心に「PEG」を行っているあおけんさんがボードゲームをやるということで、他のメンバーと一緒に勝手に付いていきお邪魔させてもらいました(笑)!

ゲームというものは不思議なもので初対面の人とも自然と話ができるコミュニケーションツールだと思います。
相手に勝つためにはどうしたらいいのか、相手の事を考え観察する、相手と関わらなければゲームを進めることができない。ゲームと言えども奥が深い。
近くからは音楽が流れていて、暖かい日も差して、最高な空間でボードゲームを楽しみました。

お昼

少し早めのお昼。今年はコロナの影響で飲食系の出店はありませんでしたが、マーケット日和の実行委員の皆さんが学びの森の付近にある飲食店をまとめたマップや記事を作成したという情報を手に入れ、早速チェック!

どれも美味しそうで選ぶのに悩みましたが、私ははしもとバーガーさんのトマトスープを頂きました(濃厚でとても美味しかったです)!
ここでは紹介しきれないほど学びの森付近には飲食店が沢山あります。ぜひ、マーケット日和のHPをチェックして訪れてみてください!

学びの森 探索

小腹を満たし、いざ探索!
例年であれば、飲食系やアクセサリー系の出店者さんが多いイメージですが、今年は家具や小道具、衣服やドライフラワーなど、新しさもありつつ懐かしさも感じられるお店が多く揃っていました。

紙芝居や音楽を聴いたり、本を読んだり、写真を眺めたり、日常では時間の余裕がなくじっくりと味わうことができないコンテンツを身近にある公園で一度に楽しめる。この1日だけなんて勿体ない、とても贅沢な空間でした!

LOCAL ECONOMY SCHOOL vol.3

続いて、各務原市に今年発足したまちづくり会社「OUR FAVORITE CAPITAL」が偶数月の第4火曜日に開催している 「LOCAL ECONOMY SCHOOL」に参加してきました!
今回は、偶数月ではありませんがマーケット日和に合わせ特別に開催されました。
ゲストは、O + Architecture ltd.代表の鈴木美央さん。『マーケットでまちを変える~人が集まる公共空間のつくり方』を出版するほどマーケットに精通している方で、鈴木さん自身も埼玉県志木市で「Yanasegawa Market」を運営されいます。

今年で8回目を迎える「マーケット日和」。
今では、イベントの日に限らず多くの人で賑わう”学びの森”ですが、その”学びの森”に対して「マーケット日和」はこれからどのような存在であるべきなのか。
運営陣の抱える悩みを鈴木さんに相談する形でトークイベントが始まりました。

(写真/林謙助

私がトークイベントで印象に残った話について2つ紹介します。

1つ目は、マーケットの規模の大きさについて。
マーケットは規模が大きいほど良いというわけではありません。大きくなるほど出店者やお客さんの数が増え全員に楽しく安全に過ごしてもらえるように動く機会も増えていきます。
「マーケット日和」もコロナ前までは、今年の倍以上の出店がありましたが、様々な対応に追われ運営陣ら自身がマーケットを純粋に楽しめていなかった部分があったそうです。他の地域でも、様々な理由でマーケットを維持していくことが困難になり辞めぜるを得いないケースが起こっているそうです。

この悩みに対して鈴木さんは、運営陣が無理のない範囲の規模でマーケットを企画する事、出店者は”イチオシ”と”いい感じ”のお店を8割、”挑戦枠”を2割にすることで持続的で閉鎖的でないマーケットを開催できるのではないかと話されていました。

トークと同時進行でfig.さんがグラフィックレコーディングを!(写真/筆者)

2つ目は、関わり方について。

マーケットが継続していく中で、運営メンバーの仲間を増やしていくタイミングがある場合も出てきます。その時に、新しいメンバーに対して、どのくらいの仕事をお願いすればいいのかと壁にぶつかる時があるといいます。
これまでマーケットを支えてきた中心的メンバーとしては、新しく入ってきたメンバーに対して自分たちの価値観を共有することができるのか、一部の企画のリーダーとしてお願いしても大丈夫なのか、「マーケット日和」を大切にしているからこそ不安に感じる場面があるそうです。

その思いの中で、今年は思い切って企画段階からボランティアを募集を行い、ふたを開けて見ると運営メンバーが想像していた以上にクオリティの高いものができあがり、コロナ禍でも素敵なマーケットを開催することができたそうです。

鈴木さんも同じように関わり方について不安に感じることがあるとのこと。その解決策として、例えば出店者さんとの関わり方としてキャンセル料を無料にすることで、雨が降るなど万が一の時に出店が困難になった場合でもキャンセルしやすい環境を整え、お互いがストレスなく運営をできるようにしているそうです。
また、マーケットが行われる前に運営側がマーケットに対して大切にしている事を出店者さんへ伝える機会を設け、アンマッチが起こらないようにしているそうです。

マーケットを開催する上で様々な人と関わる機会がありますが、マーケットを通して何をしたいのか目的をはっきりさせて発信する事で、自然とサポートしてくれる人々が集まってくるのではないかと話を聴いていて感じました。

写真/林謙助

私の語彙力では伝えきれないほど、トークイベントは話が盛り上がりあっという間に時間が過ぎ去っていきました。
このレポートを読んでくださっている方の中には、実際に「マーケット日和」に訪れた方も多くいらっしゃると思います。皆さんはどんな1日を過ごしましたか?

来年はどのような”学びの森”の姿が見られるのかとてもワクワクした気持ちで1日を終えることができました。
この日を迎えるまで、準備を積み重ねてきてくださった運営陣の皆さん、素敵な1日をありがとうございました!

”ボランティアスタッフ”目線での「マーケット日和」のレポートもあるのでぜひご覧ください!
↓↓↓

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