【レポート】「ALL YOURS」木村さんと考えるウェルビーイングな暮らし方

7月17日、18日の2日間、KAKAMIGAHARASTANDではアパレルブランド「ALL YOURS」の試着会を開催しました!

 

オールユアーズの服は、着飾るためのものではありません。
オールユアーズの服は、主役で映えるためのものではありません。
オールユアーズの服は、他の誰かになれる服ではありません。

それは、毎日着たくなる服。
それは、着ている人を助ける服。
それは、あなたらしくいられる服。

流行にとらわれすぎず、あなたらしくいられるために。
自然と、日々の生活に溶け込むように。
永いあいだ、一緒にいられるように。
特別な日ではなく、日常をあなたと一緒につくりたい。

オールユアーズは、そんな服づくりを目指しています。

(ALL YOURS WEBサイトより)

 

独自の理念に基づき、心地良くて永く愛用できる服をつくるALL YOURS。ブランドを支持する人や購入者を「共犯者」と呼び、服を通した双方向的なコミュニケーションを大切にするアパレルブランドです。

現在、全国各地で試着会を実施するイベントツアー「すべてはUになる」を開催中。岐阜県でKAKAMIGAHARASTANDが会場となりました。

17日にはオーナー・木村まさしさんとかかみがはら暮らし委員会の委員長・オゼキカナコさんによるトークイベントが行われました。こちらの記事ではトークの一部を抜粋してお届けします。イベントの内容はかかみがはら暮らし委員会のYouTubeから全編視聴できるので、気になった方はぜひこちらもご覧くださいね。

 

 

自分が心地良い状態をどう作るか

オゼキ:木村さんは元々大手アパレルメーカーで働いていて、その後独立してALL YOURSを立ち上げたんですよね。

木村:そうです、2015年の7月から。7月1日でちょうど6周年で、7期目に入りました。

オゼキ:あらためてALLYOURSについて教えてください。

木村:サラリーマン時代は大手アパレルで企画やバイイングを担当していたんですが、2008年頃にファストファッションが流行って。トレンドのサイクルがすごく早くなって、どんどん新しいものを作って売るようになった。自分は元々古着が好きで、同じものをずっと着ていてもいいという人なんです。高校生の頃に買ったものをいまだに着てたり、同じ型をいっぱい買ってダメになるまで着るのが好きで。ボロボロになってもそれがかっこいい。服が好きで服の仕事をしてたけど、自分が好きじゃない売り方をするようになって、自分が引き裂かれちゃう感じがしたんですよね。自分は良いものをしっかり仕入れてしっかり売りたいのに、今売れるものを早いサイクルで回していくっていうことにどんどん違和感が出てきちゃって。長く着られて、壊れても直せて、着ていて楽で、洗濯するときも丸洗いできるような服があったらいいなと思って作ったのがALL YOURSです。

オゼキ:仕事を辞める時はアパレルブランドを作ろうと思って辞められたんですか?

木村:そう、着たい服がなかったから。あと、サイクルが早すぎて70歳までこの仕事できないなと思ったんですよ。しんどいし、自分がやりたいことではなかったし。今ALL YOURSでやってるようなことをしたくて始めたんですけど、当時はそういうことを試行してる人もいなくて、モデルも無かったからどうしようかなと思ってました。

オゼキ:それが2015年くらい。ユニクロとかZARAとか、ファストファッションがどんどん出てきた時期ですよね。

木村:そうですね、そのあたりがピークだったんじゃないですかね。当時バングラデシュで縫製工場の崩落事故があったんですよ。雑居ビルに縫製工場が入って人も機械もぎゅうぎゅうになって商品を作っていて、そしたらある日ビルの床が抜けてたくさん人が亡くなった。そういう時期だったんですよね、ちょっと行き過ぎじゃない?という。それに影響を受けた訳ではないけど、世の中の流れと自分の気持ちが一致してきていた。これって自然じゃないな、という。

オゼキ:私も元々お店で雑貨や服を扱っていて、サイクルは早いなと思いながらもそれをみんなが楽しみとしているのもあって、服に対してそこまでネガティブな思いは無かったんです。でも2年前にここでALL YOURSの試着会をやってもらった時に「そうか、服ってファッションっていう捉え方じゃなくて、快適に暮らすためのツールみたいなものなんだ」と。そういう考え方をすると服の扱い方も全然違ってくるなとすごく感じました。

木村:そうそう、そういうことがやりたいと思って始めたんですよね。だから今日のタイトルに紐付けて考えると、「自分が心地良い状態をどう作るか」ということを自分で作りたいと思って始めました。当時はウェルビーイングなんて言葉知らなかったですけど。

オゼキ:そんな言葉なかったですよね、よく聞くようになったのはここ2年くらいですかね。ウェルビーイングって実は結構わかりにくい概念で、「心身共に健康なこと」をウェルビーイングと言うこともあるし、「よく生きる状態」「本質的に自分にとって価値がある状態」みたいなことを総合的に指すのかなと。絶対的な意味は多分ないんじゃないかな。

木村:ウェルビーイングって「どう幸せになっていくか」っていう話なんですけど、欧米型の考え方だと「昨日よりもよく」なんですよね。右肩上がりに、どんどんテンション上げていく、みたいなのが幸せだと。でも日本人って「良いことがあると悪いことがあるかもしれない」って思うでしょ。

オゼキ:なんなんでしょうね、あれ。

木村:ビンゴ大会とかで「こんなところで運使っちゃった」とか言う(笑)。欧米と違って東洋的な考えでは「良いことの後には必ず悪いことがある」っていう概念があるから、一定に同じライン上を歩けるのが幸せだっていう考え方らしい。波が落ち着いていれば落ち着いているほど幸せ、というのが日本人的な幸せの概念だと言われているそうです。それで僕は「いかに自然な状態でいられるか」ということがウェルビーイングのキーワードなんじゃないかと思ってるんです。

オゼキ:なんとなくわかってきました。今日は「幸せとは」について考える会です。ちょっと怖いですね(笑)。

木村:壺は売りませんから(笑)。

オゼキ:服しか売らない(笑)。

 

「ウェルビーイング」との出会い

オゼキ:私はコロナの流行が始まった頃にお店をやめて、これからどう生きていこうとぼんやり思いながら色々な本を読んでいる時に「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」という本に出会いました。そこから、心も体も健康で、自分が幸せだと思うことを続けていくのって素敵だな、という考え方に出会って。そしてそれって仕事だけでもなく暮らしだけでもなく、すべてを包括するような考え方でできるんじゃないかと思ったんです。ちょうどその頃木村さんがツイッターでウェルビーイングについて話していて、そうか、今そういう感覚になる人が増えてきているのかな、と思って。もうちょっと突き詰めて、私たちが思うウェルビーイングってなんだろう?ということを人と話しながら考えたいなと思ったんです。

木村:自分がどうしてウェルビーイングに興味が出たかというと、2年前にここにお邪魔したとき、全国ツアーをしてたんですけど。

オゼキ:47都道府県、ALL YOURSの服を引っさげて色んな場所で試着会をするっていうのをしていましたよね。

木村:約10ヶ月、100カ所位でイベントをしました。そのときに来てくれた人がみんな楽しそうだったんですよ。都会じゃ絶対できないようなオリジナリティのある活動をしてる人が色んな場所にいっぱいいて、みんな楽しそうなんです。しんどいことすら楽しめる状態というか。それを見たときに、これってひとつのものさしだけじゃないなと思ったんですよね。楽しい、嬉しい、幸せ、いろんな尺度がある。そのときにもう一つ思ったのが、自分は音楽が好きなんですけど、ある一定の世代のアーティストからメンタルヘルスの歌ばっかりになるんですよ。世相を反映するのって音楽が一番早くて、世の中の違和感とかまだ言葉になってないフィーリングも音に出る。今は精神状態が内向いているようなものが多くて、全然アッパーな音楽がないんです。

オゼキ:みんなが聞きたい気持ちが違ってきてるっていうことなのかな。

木村:自分自身、もっとイベントで全国回ろうと思っていたけどコロナで急に止まって、すごく時間がある。どうしようかなと思っていた時に今まで体験したことを思い返して、ああこれってウェルビーイングについて考えてたのかもしれないと思って。色々と本を読んだりお話したりしてたんです。

 

ポリシーとしてのサイズ展開

 

木村:ALL YOURSの服が気をつけているのは、着る人の解釈が入るということ。うちはすごくシンプルな服しかないから、同じものを着ていても着こなしによって別のものに見えるんです。

オゼキ:サイズ感で全然違ってきますよね。

木村:そう。今うちは13サイズ展開してるんですけど、これはうちの服を買いに来てくれた人で着れない人が出る度に増やしていったんですよ。ウェルビーイングに紐付けて話すと、今自分が服について思ってる課題は“構造的に排除してしまう”ということ。サイズがSやMしかなかったら、それ以外のサイズの人は着ないでください、っていうメッセージになっちゃいますよね。

オゼキ:完全にサイズから外れちゃうと「無理だった」「やっぱり合わない」とか毎回ネガティブな感情を抱いちゃいますよね。

木村:作り手は在庫の効率やどうすれば売れるか、型をたくさん作れるかを考えながらやっていて、そこにネガティブな気持ちはないんですけど、買う側からすれば排除されていることになる。体が細くて着られるものがないとか、ダボダボになってかっこよく着れないとか、そういう理由でファッションに興味がなくなっちゃうんです。着ることが全然楽しくないと思っちゃう人を増やし続けてしまうので、これって服を作ってる側からするとすごい機会損失なんです。

オゼキ:楽しいと思う人が増えればそれだけ服も売れるってことですもんね。

木村:そう、だから知ってもらう、楽しんでもらう機会をどう作るか。それでALL YOURSではサイズ展開を増やして、代わりに型をすごく減らしました。サイズの端っこにいる、構造的に排除されちゃってる人たちももっと中に入ってもらいたい。

オゼキ:とりあえずALL YOURSに行けばサイズは困らなくてすむかも、ということですね。

木村:もう一つはメンズ、ウィメンズの表記をなくしました。細い男性や大きい女性はなんか嫌でしょう。基準がなくなるとわかりにくくなるんだけど、そこはポリシーとしてやっています。区別とか区分する言い方をどんどんやめていこうと。

オゼキ:自分が着るものってレディースなんだ、とか、メンズを着なきゃ、とか。でもそれだけサイズがあってオンライン中心となると選ぶのが難しそうですね。

木村:やばいです。でもね…ちょっとサービスの紹介してもいいですか。「unisize(ユニサイズ)」っていって、身長とか体重とか入れるとすごく精度の高いジャストサイズを提案するんです。うちはサイズがいっぱいあって、それは着れない人がいない状態をつくるためにポリシーとしてやってる。代わりにこういうサービスをしたり、返品交換無料にしてるのでそれでお試しいただいてます。

 

身長や体重、他ブランドでよく着るサイズなどを入力するとジャストサイズを提案してくれる「unisize」

 

「自分で選ぶ」ことを思い出す

木村:それからすごく重要なのが、必ずしもジャストサイズが似合うサイズじゃないってこと。

オゼキ:わかります。今日もジャケットを散々試着しましたけど、全然違う。

木村:そう、それって年齢とか体型とか、その人が育ってきた文脈みたいなものがあって、それは機械じゃ絶対分からない。パンクロックが好きだったら細いの着たいけど、ヒップホップ好きだったらゆるいの着たいんですよ。「自分のサイズに合った服を着ましょう」っていつも言うんですけど、サイズってメーカーに着せられるものじゃなくて、自分で選ぶものだと思うんです。だから自分で決められる状態っていうのはすごく大事。だからうちは試着会では買えなくて、オンラインストアで買っていただくんです。なぜかというと、その場で買う雰囲気にしたくないから。

オゼキ:テンション上がってなんとなく買っちゃって、後からあれ?みたいな。

木村:そう、無理矢理買わされたみたいな雰囲気になるときもあるし。だからここでは買えないようにして、自分の意志で買ってもらう。商売的にはアウトなんですよ、ここで買ってもらった方が絶対売り上げは上がるし(笑)。なんですけど、それでやっても意味ないなって思うから。自発的に自分で選んで買い物ができる人を増やしたい、というと偉そうなんですけど、そういう体験をしてほしくて。

オゼキ:自分で決めるっていうことを大切にしてほしい。

木村:そう、自分で決めているっていう感覚が大事なんです。誰かにやらされてる、決められてる感覚って、自主性を失わせるんですよね。そうするとシステムの中に絡め取られてしまったり自分が歯車のように感じちゃったりして、不在感というか、自分はそこにいるのにいない感じになってしまう。

オゼキ:なんとなく決めずに済んできてることがいっぱいありますよね。言われた通りに買うんじゃなく、「自分で選ぶ」ことをもう一度思い出せるかというのが重要なのかなと。

木村:すごく大事です。自分で決められることって実はすごく少ないけど、買い物って小さい自己決定ができるんですよ。会社で自分の意見を通そうと思うと大変じゃないですか、でも自分で決めることを習慣づけてたらその積み重ねで会社に提案できるようにもなる。

 

わたしが楽しいとあなたも楽しい

 

木村:もうひとつ、「購買することは投票だ」ってよく言うんです。応援している人やものにお金を使えば直接的にその人の活動資金になるわけですよね。お金の使い方に意識的になれるか、というのがすごく大事。例えばコンビニで100円で済ませられるものと同じようなものが友達の店で300円で売っていたとき、どっちを買うか。経済的合理性でいえばコンビニで買った方が絶対いいですよ。でも誰から買うかを大事にしていたら、300円でも友達の店で買いたくなると思うんですよ。その小さい選択を1億2000万人がしていて、全員が友達のものを買うようになったら世の中変わると思う。自分がちょっと意識的になるだけで誰かを応援できるんですよね。うちの服を買ってくださいって話じゃなくて、友達がなんかやってたら買ってあげるっていう。石買うとかすごい大事(笑)。

オゼキ:今日、石の売買が非常に盛んに行われましたけども(笑)。わからない方に説明しますと、岐阜に石田意志雄先生っていう漫画家がいて、石を売ってるんですよ。何を言ってるかわからないかもしれませんが…。でもそれがちゃんと売れてるっていうのはそういうことなんですよね。この人を応援したいとかずっと見ていたいとか、自分にとってもそれを買うことに価値があると思えたら買い物してても楽しいですよね。

 

漫画家・石田意志雄先生が制作する「石形」。

 

木村:今の世の中、みんな便利なものしか買わないけど、無駄なもの買うのってすごいテンションあがるんですよね。3000円で意味のないものを買ってワハハって笑えるって超よくないですか。

オゼキ:そういう存在としての価値ですよね。買っちゃったんですもんね。

木村:2つ買っちゃった。すごく良い場所ですよね、そういう人がいるって。

オゼキ:すごく豊かなことですよね、みんながいるから生きれるわけで。それって結局関係性を作ってるってことかなと思います。単純にものを買うというだけではなくて、その人との関係性を作っている。そういう循環を大切にする人が増えていくと、そこで生きていける感じがすごくしますよね。

木村:合理的なものばかりだとしんどくなっちゃう。心が豊かになることってすごく意味があるし。

オゼキ:役に立つばかりではなくて、ちょっと笑えるとかね。一般論的な楽しさじゃなくて自分がいいと思うか、楽しいと思うかっていう、その人にとっての幸せみたいなものが大事ですよね。

木村:そう、自分が楽しいかどうか。これって一見自分勝手のように見えるけど、でも自分勝手でいいんですよね。

オゼキ:本当にそう思います。私もかかみがはら暮らし委員会という地域のコミュニティの委員長をやらせてもらってるんですけど、私の個人的なモットーを「わたしが楽しいとあなたも楽しい」にしてるんですよ。人によっては笑われるし、あんた勝手だね、みたいに言われるんですけど。でも自分が楽しんでたら勝手に周りも楽しんでくれて、自分の楽しみも見つけてくれるならそんな幸せなことってないなって。それをもうずっと言い続けてます。そういう意味ではもっとみんなワガママになっていいなって思いますよね。

木村:それぞれ違う尺度で楽しめばそれでよくて。みんなに合わせる必要はないし。

オゼキ:みんながいい!って言っていても私はちょっと…という人がいてもいいし、流行ってるなら買わなきゃとかも思わなくて良い。そういう意味ではALL YOURSだって選択肢の一つだし。

木村:そうそう。良い商品作るのは絶対だけど、やっぱり応援したくなるような活動をしないといけないと思ってます。

オゼキ:みんなが共犯者という形で名乗り出てくれているっていうのはひとつのコミュニティ的になっていますよね。

木村:そうですね。だからどこでイベントをやっても今回みたいに共催という形にさせていただいていて、その辺もすごく嬉しい。

オゼキ:一緒にやりたいっていう人が全国各地にいるってことですもんね。

木村:そういう人たちをどう増やしていけるかがすごく大事ですよね。

 

ものと自分を関連づける

オゼキ:自分を律することというのは、ウェルビーイング、心地よく自分らしく生きることに近づくひとつの道筋でもありますよね。

木村:人によっては何が自分にとって楽しいのか分からなくなっちゃってたりするけど、自分で決めるとなると必ず自分の中でこれはいい、悪いっていうのが出てくるから、だんだんまた取り戻せるようになるし。

オゼキ:小さなことから気にしてやってみるっていうことが大事なんですね。これまでなんとなく流れでしてきたことをちょっと気にしてみる。これってどこで作られてるんだろう、誰がやってるのかな、ってことを一度立ち止まって考えてみる。訓練かもしれないですね、これって。何回も繰り返さないと。

木村:そう、ゲーム感覚でいいと思う。例えばお皿がほしいと思った時に、どこで買ったら一番自分と相手が幸せになるかっていう場所を探してもいいし、人を思い浮かべてもいいし、産地でもいい。あ、ここ旅行に行ったことある場所だ、っていうところで買ってもいいかもしれないし。

オゼキ:なんとなく自分とつながりがあるってだけでちょっと気分が上がるかもしれない。

木村:そうそう、自分と関連づけていくっていうのがすごく大事。今は顔が見えないから、自分が使ってるものと自分が分断されちゃうんですよね。

オゼキ:生産工程もわからないし、ただものとしていきなりあるっていう感覚ですよね。でもそれでも疑問なく使ってるものが結構たくさんある。

木村:そう、だからちょっとそこに意識的になって、自分と関連があるもので揃えていく。そうするといつも買ってるものよりちょっと高くなるから、たくさんは買えなくなるんですよ(笑)。だからより考えて買うようになって、そうすると自分の持ち物や価値観が変わっていく感じがするんじゃないかな。何にお金を払ってるかに意識的になるだけでいい気持ちになると思う。

オゼキ:今はめちゃくちゃものを買いたい!っていうテンションの人も少なくなってるから、一つ一つのものについて考えやすくなってるかもしれないですね。

木村:逆に全然興味ないものは安いやつでいいし。それからこれもよく言うんだけど、年収がいくらかっていうのは豊かさとは関係ない。応援したいものができたとき、年収200万の人が倹約してるってすごく美しいと思うし、逆に年収1000万の人が毎月浪費してて何も考えずに買ってたらやっぱりかっこ悪いですよね。その時にぽんと払える状態を作っておくことが大事で、それも楽しいし気持ちがいい。

オゼキ:今日はすごく興味深い話が聞けました。私の中では、自律性をもって自分で決めるということを積み重ねることで自分にとっての「楽しい」を決めていく。それを続けていけば自然と楽しい未来につながるんじゃないかな、という気持ちでいます。木村さんのウェルビーイングはどうまとめますか。

木村:自分の心地良い状態、環境を自分で作れるかが大事だと思います。好きな人と一緒にいられるとか、好きなことができる余裕を作る。そのために捨てなきゃいけないことを潔く捨てられるかというのもウェルビーイングの一つだと思います。

オゼキ:それもやっぱり選択ですよね。自分の気持ち自分で決めるという。みなさんもぜひ今日の話を振り返ってもらって、心地良い暮らしについて考えてみてもらえればなと思います。木村さん、本日はありがとうございました。

木村:ありがとうございました。

(文/グラフィックレコーディング:fig.)

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かかみがはら暮らし委員会で編集室に所属。 記事を書いたりイラストを描いたりしています。

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