2022年3月13日(日)
”各務野自然遺産の森”にて自然体験塾特別講座「HUMAN NEST」を開催しました!
今回のコンセプトは
まちで生まれたゴミに新たな価値を。森の中に大きなアート作品をつくろう!
「HUMAN NEST-人間の巣」
今回の講師はイタリア出身で各務原市で空間デザイナー・アーティストとして活動されている
Alessandro Senigalliesi(アレサンドロ・セニガリエズィ)(通称:アレさん)さん。
森林を整備するために伐採され捨ててしまわれる木の枝(緑ゴミ)。
今回は、その緑ゴミを使って大きな巣(NEST)を作ります。
自己紹介
まず初めに、自己紹介!
名札も木を使用し、自然な感じを出すために「筆ペン」で名前を書いていただきました。
前回の「オトサンポ」は親子連れの方が多かったですが、今回は親子から大人のみで参加してくださったかたもいらっしゃいました!
(幅広い世代の方に企画を興味を持っていただきとっても嬉しかったです!)
講義スタート!
みなさんは自然を守るために
植樹をすることが大切だと思いませんか?
しかし、植えすぎても密接して日光がまんべんなく当たらず、
スクスク成長することがきません。
それを防ぐために、定期的に適切に切ることが必要なのです。
(これを「間引き」と言うそうです!)
しかし、ある疑問が生まれませんか?
「切られた木はどうするの?」
そこが今回の講義の大事なポイントなんです!
太い木は家具や雑貨など使い道がありますが、
細い枝などは使い道が少なく、
廃棄することが手間だという理由で
間引きが進んでいない場所もあるそうです。
そんな、廃棄される予定の緑ゴミに新たな価値をつける試み(アップサイクル)として「人間の巣」というアート作品をつくることになりました!
なぜ「巣(nest)」なの?
自然の中で生活する生き物たちの多くは
家族や仲間を守るために「巣」を作ります。
私達、人間でいう「家」と役割は同じです。
「巣」の中に入ればみんな家族になれる。
自然遺産の森に「巣」を作ることで、
人間である私達も自然に溶け込みたい。
そして、みんなの繋がりがもっともっと深くなるように。
そんな温かい思いが詰まった今回の講義。
いよいよ制作に取り掛かります!
協力して木をさしていこう!
事前に作成した土台にみんなで木をさしていきます。
簡単な作業ですが、大小様々な木をどこにさせば
綺麗な丸い巣になるのか考えなければなりません。
枝を折ったり、ノコギリを使って小さくしたり、
みんなで協力してつくっていきます。
子供たちのアイデアももちろん素晴らしいですが
大人も負けていません!
周りが木をさすのに夢中の間に大きな顔が生まれていました!
丸くかたちを整えよう!
次に、様々な方向に飛び出している枝たちを紐で丸く整えていきます。
紐を短く切って、柔らかく結びやすくするために水で湿らせていきます。
紐を切る人、湿らす人、結ぶ人、役割分担!
そして、巣の中に入った時に枝が変な方向に飛び出さないように結んでいきます。
看板をつくろう!
最後に、看板をつくりました!
丸太に文字を書き入れていきます。
巣に看板を張り付ければ…
写真・高田沙織
完成!
みんなで協力して作った人間の巣(HUMAN NEST)完成です!
最後は集合写真!
時間が押してしまうかな…と思っていたのですが、
講義内に怪我もなく無事に終えることができました!
最後に…
この講義が無事に終えた背景には準備に来てくれた、
暮らし委員や市役所の方々の存在があります。
木を事前に集めて、更地の場所から土台を組み立てる作業。
限られた人数の中行うのは大変だったはずです。
1週間、屋外に展示するため雨や風にも負けないように考えられて組み立てています。
裏で支えてくれたメンバーには感謝しかありません!!!
そして当日、講義の様子を記録してくれた2人の存在も忘れてはなりません!
動画撮影を担当してくれたこばやしりほさん
写真撮影を担当してくれた吉田卓斗さん!
今回のレポートの写真のほとんど使わせてもらってます!
暮らし委員のメンバーの力があっての今回の講義を終えることができました。
この1週間後にあった「NEST MARKET」のレポートも後日公開予定です!
お楽しみに!
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